リノベーションと仮住まい

自宅マンションをリフォーム中 山あり谷ありリノベと仮住まい体験談

合い見積もりするか、しないか

我が家では合い見積もりはしませんでした


今回リノベーションをお願いした

建築事務所さんのショールームを見にいくときには

お願いする意思が殆ど固まっていたからです


どちらかというと

受けてもらえるだろうか

と心配しながら行ったのを覚えています

 

リノベーションをしようと思い立ってから

その建築事務所さんのショールームに行くまで

つまり、どこにお願いするのか決めるまで

2年近くかかりました

 

その間

ここにお願いしてみようかなと

一度は心の中でですが決めかけ


やはり、違うかも

と思ってやめたところは2件あります


どちらも、資料請求まではしました


そして、両方ともかなり気にいっていました


今でも、そこの施工例を見ると

いいな、と思えるところがたくさんあります


それではなぜ、今のところに決めたのか

というと


「どんな家にしたいか」ということが

自分たちの中ではっきりとしてきた時

その家に1番近い家を作られていたのが

今回お願いした設計事務所さんだったからです


今思えば

前出の2件に資料請求した時点では

「どんな家にしたいのか」ということが

まだ、はっきりとはしていなかった時期だと言えます

 

もちろん、最初にリノベーションすると決めた時にも

既に「こんな家にしたい」という

希望はたくさん持っていました


当時のメモに残っているのは


無垢床にしたい

北側の部屋の断熱をしたい

図書室のような家にしたい

床の段差をなくしたい

家族がそれぞれのスペースがほしい

土間がほしい

各自のクローゼットが欲しい

キッチンの向きを変えたい…などなど

f:id:tyukomansionrenovationkarizumai:20230425112853j:image

最初は長年の暮らしの中での

悩みを解消したい、

という気持ちが強かったと思います


特にキッチンへの希望は膨らみました

使いやすい、収納力のあるキッチンがほしい

キッチンで失敗したくない


お願いする業者を決めてしまったら

打ち合わせが始まった後にショールームに行ったら

吟味する時間がないかもしれない


先にショールームをまわってみよう

そう思い、キッチンのショールームを見て歩きました


いろいろ見て歩きましたが

なかなかしっくりくるキッチンがないな

と思いました

 

無垢床に合うような家具のようなキッチンがほしい

と思うようになりました


機能志向だった考えがデザイン志向へとちょっと向きを変えました


そして自分の中では

機能とデザイン、両方を満たしてくれたのが

キッチンハウスさんでした


予算オーバーだったけれど

気に入りすぎて、他のところには戻れないなという気持ちでした


けれど、盲点がありました


それは、キッチンの高さです

我が家はみんなプチサイズ

キッチンの高さを低めにしたいと思っていました


ところが、キッチンハウスさんでは

最近需要がないということで

低めサイズのものを作らなくなっていたのです


ここで、図らずも方向が決まりました


キッチンをオリジナルで造作して下さるところに頼むしかないと


そのころ、前のブログで書いた

シリカライムという壁材のこともいろいろ調べていて

そのワードで検索をかけていた時に

ヒットしたのが今回お願いした建築事務所さんでした

 

tyukomansionrenovationkarizumai.hatenablog.com

 


そこのオリジナルキッチンを見たときに


「あ、これいいな」と思いました


部屋に大好きな「木」を使っている分量も

ちょうどいい、と思いました


家族に施工例を見せると

それぞれデザインの好みが違う家族ですが

みな「木」が好きなことは一致しており

気にいってくれました


でも、「キッチン」や「木の使い方」が

決め手になったかというとそうではなく


施主のライフスタイルや収納量を考えて

話し合いを何度も重ねながら、作り上げていく


という手法をとられていることに

安心感を持てたことが1番大きかったと思います


デザインのいい家で気持ちよく暮らすのも夢でしたが

「暮らしを整えて充実して暮らしたい」

というのが今回のリノベーションの最大の目的です

この目的を達成できそうなリノベーションを考えてくれそうだな

と思えたのです


そして最初に持ってきて頂いた間取りは

2年間頭を振り絞って考えても

全く思いつかなかったわくわくする

間取り図でした


その間取り図を見た時に

我が家の選択は間違っていなかった

と確信しました


正式な契約を交わしたのは

その後になります


見積もりは予算をオーバーしていました

ただ、それは決定ではなく、

予算に応じて削れるプランも用意してありました


設計には半年くらいかかりました

2年間、自分でも何度も間取りを描いたり

ショールームを回ったり

施工例を見たり

「どんな家を作りたいか」

どこにどんな素材を使いたいかまで

ほとんど考えつくしてからの依頼でした


それでも、希望通りには行かないこと

変更しなくてはいけないこと

選びなおさなければいけないことがたくさん出てきました

予想以上に忙しい、あっという間の半年でした


自分で散々吟味していた時期があったからこそ

納得して決断していくことが出来たと思います


リノベーションというのは

マンションの中に家を建てるようなものだな

とつくづく思う今日この頃です

 

 

ランキングに参加しています

記事を気にいって頂けましたら

クリックして下さると嬉しいです

中古マンションの物件購入からリノベーションまでをご提供!リノべる。

TVドラマでよく使われているかっこいい家具INDUSTRIAL BRANCH