リノベーションと仮住まい

自宅マンションをリフォーム中 山あり谷ありリノベと仮住まい体験談

屋久島雨量92mmの日の登山記及び地杉について

3月、屋久島に行ってきました

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実は屋久島に行ったのは3度目だったのですが

今までで1番雨に降られました


それも縄文杉まで歩いた日に


後で降水量を見てみると92mm


雨が多いことで有名な屋久島でも

過去1年間の中で10番目の雨量でした


土砂降りの中、テンション低く出発しましたが

雨の中の縄文杉は20年前に見たときよりも

荘厳でした

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20年前、今よりずっと若くて

毎週末登山に行っていた私でも

縄文杉往復のトロッコ道歩きは

歩きにくく、長くてつらいものでした


今回、前回とは別人のように

体力の衰えた私なので

相当の覚悟を持っていきましたが


ロッコ道の真ん中に木道が出来ていて

ばてることなく最後まで歩くことが出来ました

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ですが、

前回はガイドを頼まずに行きましたが、

今回は頼んでいなかったら、

帰ってこれたかわからない状況でした


途中、手すりの無い橋があるのですが

帰りの川は映像でも見たことがないほどの激流


まるで滝が横になって

とぐろを巻いているような状態で

怖くて直視できませんでした


ガイドさんと私の間に

子どもを挟んで歩きました

ガイドさんが進むので

その背中だけを見て

私たちも後に続きました

 

後で子どもに聞いたら

怖かったけど

ここは怖がったら駄目なとこ

と思って歩いた、と


当日の雨を心配してガイドさんにも事前に

何回か連絡をとっていましたが

登山口手前の駐車場から登山口まで行く

シャトルバスが運行するなら出発する

と言われました

 

2019年に大雨で土砂が崩れ

縄文杉に行った人たちが立ち往生になった経験から

バスの運行条件が厳しくなっているということでした


結果的には

素晴らしい屋久杉の森を堪能できましたし

無事に帰って来られましたが


中止でも良かったのではないか

際どいところでだったのではないかと思いました


帰りのシャトルバスが走る山道も

川のようになっていました


一応万が一を考え

余分な食糧、カイロ、ツェルト(簡易テント)を

持っていきましたが


最悪、そんなものがあっても役に立たない状況も

あり得たわけで

子どもを危険にさらしたことは間違いないと思いました


今回、ガイドを頼んでいなかったら

大雨の予報を受けて

そもそも、縄文杉行きを中止していたと思います


そう思うと

ガイドを頼んだから安全、というわけでなく

やはり安全に関わることは

最後は自分で判断すべき、と反省しました


ガイド代も私にとっては結構なお値段だったので

無駄にしたくない

という気持ちが働いたのも良くなかったです


前置きが長くなってしまいました

 

さて、屋久島の杉の話です


屋久島に生えている杉だからと言って

その杉が全て「屋久杉」という訳ではないのです


ご存じない方は「なんのこっちゃ?」と

思われるでしょう


屋久島の杉は、密度があり、水に強いことで知られています

この島に来て、雨の多さを実感すれば納得ですが


その屋久島の杉の中でも樹齢1000年を超えるものだけを

屋久杉」と言うのだそうです


樹齢1000年を超えないものは「小杉」と呼ばれています


私の母が60歳になったとき

90歳の祖母に

「60歳はまだまだ子どもじゃ」

と言われたことを思い出します


屋久島は1993年に世界遺産になったのですが

その後2001年に屋久杉の伐採が禁止されました


今は以前に切られた屋久杉の板などが市場に出回っている状態です


我が家では、今回のリノベーションに合わせ

ベランダにデッキらしきものを作りたい

と思案しているところなのですが


ベランダは水にさらされるところ


でも、出来ることなら天然木で作りたい…


水に強い木材と言えば、南米のイペ、東南アジアのウリンなどが

知られているようですが


屋久島の人工林の樹齢60~50年以下のものが

屋久島地杉と呼ばれウッドデッキ用木材として売られていることに

最近気がつきました


 


イペやウリンほどではないようですが、

やはり密度が濃く、水に強いそうです


人工林の木材を買うことは

林を保全していくことにもつながる


イペやウリンの森は、保護されているのだろうか…


出来るなら、次の林、次の森につながっていく木材を

使いたいと思うのです

 

 

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