リフォーム前の検査でアスベストが出ました
各種資材の値上げにより
リノベーション費用が予算をはるかに上回って
青くなっているところへ
追い打ちをかけるように
建築家さんより次の一言が
「リフォーム前の
アスベスト検査が義務化されたので
検査料がかかります」
また、もしアスベストが検出された場合
「アスベストが散らばらないように
撤去するための費用もかかります」
とのこと
アスベスト検査の必要性
アスベストと聞いて
私が思い出すのは
小学生のころ
理科の実験でアルコールランプと一緒に
使用していた石綿
あの繊維が肺に入ると
肺がんや中皮腫を引き起こすという
ニュースを見た時は
小学校の時の石綿は殆ど破れて
中身が出ていたことを思い出し
怖くなりました
そのアスベストが
我が家に使われている可能性があるのだろうか
でも、もしあったとして
解体の時に
我が家のリノベーションに関わった誰かに
健康被害が出たら大変です
また、近隣の住人の方にも
影響が出るかもしれません
調べてみたところ
アスベストは1965年頃から2000年近くまで
日本に大量に輸入されていました
そして潜伏期間が30年程とされる
中皮腫患者数は
1995年から2020年まで
急激に上昇していました
予算的にはきついけど
施主の責任でやらなくてはいけない検査
だと納得しました
我が家でのアスベスト検査
アスベスト検査の費用は
1ヵ所いくら
というように計算されるので
何ヵ所検査するかによって
検査料金が違ってくる
とのことでした
また、アスベストが出た場合は
アスベストを封じ込めた上で撤去をする必要があり
アスベストが出た場所や
その建材の種類によっても
封じ込め方が違ってくるので
その撤去費用もケースバイケース
ということでした
検査員さんが
各部屋の建材を調べていきます
目立たないところを
切り取って採取し
建材の切り取った個所の
写真を撮って行かれました
写真はアスベスト検査の報告書に
添付するようでした
部屋が違っても同じ素材のものは1か所
取るだけですみました
我が家はだいたい70㎡
9カ所の採取となりました
そしてアスベストは
1ヵ所で検出されました
アスベストはどこにあったのか
それは巾木です
巾木と言っても素材は木ではなく
クッションフロアが硬くなったような素材です
そんなところにアスベストが含まれていたとは
思いもよりませんでした
摂取するときに切り取ったのですが
その時、アスベストが浮遊しなかったか
ちょっと心配になりました
検査の方が
切り取った個所をテープで
ふさいで下さってはいましたが…
後から思うと、たまたまコロナ期で
マスクをみんなしていて良かったかもしれません
アスベスト検査の費用
さて、費用ですが
検体採集料 45,000円
検査料 225,000円(1件25,000円)
報告書作成料 45,000円
合計 315,000円
でした
それからアスベストの撤去費用ですが
巾木だったため
そのまま壊さずに剥がせたようで
工事費の範囲内ですみました
リフォーム前にアスベスト検査が必要になる要件
なお、リフォーム時のアスベスト検査は
総床面積が80平方メートル以上か
請負金額が100万円以上の工事で
義務が発生するそうです
アスベスト検査の費用は自分もちか
自分持ちでした
でも、我が家はマンションでアスベスト検査をした
初めての部屋
マンションの管理会社より
データーを共有させてほしいとの
依頼がありました
マンションの各部屋で使用されている建材は全く同じ
ということは
今後、他の部屋でリフォームとなった場合
我が家の検査データがあれば
再度検査する必要がなくなるかもしれません
今回の検査費用を管理組合で持てないか
検討して下さることになりました
まだ結果待ちですので
結果が出次第
このブログでご報告させて頂きたいと思います
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