5年ほど前 ヒノキのしゃもじを買いました
それまで使っていたしゃもじが黒ずんできたからです
水に強いヒノキだから
長持ちすると思いました
ですが、1カ月もたたないうちに
処分することになりました
匂いのせいです
小さいしゃもじの
ヒノキの匂いが
あんなに強いとは思いませんでした
使い始めてすぐに
ちょっと匂いがきついなと
思いましたが
もったいないので使っていました
ですが、しゃもじの匂いをかぐと
頭痛がするようになってしまったのです
後日、腐りにくい木ほど
精油成分が強く
アレルギーが出る場合もあると知りました
花粉だけでなく
木材にもアレルギー反応が出ることがあるとは
全く思っていなかったので驚きました
そういえば
サワラの飯台も買ったばかりの頃
匂いが気になって
何度も酢を入れた熱湯で洗ったのを
思い出しました
今は匂いがとびましたが
この間久しぶりに出したら
タガが外れていました
私は子どもの頃からアレルギー体質
最初は大丈夫だったものでも
過剰に接するとアレルギーになってしまうことがあります
自然のものだから大丈夫
という訳ではない
自然界のものは自分を守る術として
毒を持っていることもある
無垢床材を決める時に
無垢床材は主に
ウレタン塗装・無塗装・自然オイル塗装
に分かれていることを知りました
この自然オイルの一つに
ドイツのリボス社のものがあります
リフォーム中の我が家が、まだ新築だったころ
このリボス社のワックスを購入したことがあります
我が家は玄関とリビングに挟まれた真ん中に和室がある
いわゆる田の字間取りというよくある間取りなのですが
その間取りの中でも改良される前のパターンで
和室が一段高くなっております
その敷居のところにトゲが出るようになりました
ラッカーなどを塗るといいと聞きましたが
ちょうどそのころシックハウスに悩まされており
化学物質のない塗料を探したところ
リボス社にたどり着きました
その頃は扱っているところが少なく
選べるほど種類がなかったと記憶しています
リボス社のワックスを取り寄せて
塗ったところ
色が濃くなって木の材質が高級な感じに変わって
嬉しかったです
しかも、その時二度塗りした以降は
一度も塗りなおさなかったのですが
その後、棘が出ることはありませんでした
濃い色も保たれています
今はリボス社で扱っているオイルが
多種類購入できるようになっていて
驚きました
リボス社は
天然成分でも人間に毒のあるものは使わない
というポリシーを掲げています
流石、環境保護に意識の高いドイツの会社だと
思いました
先日テレビのニュースで、ドイツには
「飛び恥」(Flagscham)という言葉があるのを知りました
ドイツでは環境負荷の高い飛行機に乗らず
出来るだけ電車を使う人が増えているそう…
この是非はともかく
「環境を守ること」が「人間の義務」、或いは「正義」
というより
「環境を壊すこと」を「恥」
ととらえる思考が
ドイツが環境大国になった所以かな
と思ったのでした
なお、自然塗装用のオイルは
木材に塗っても、その呼吸を妨げず
木材を保護するという利点がありますが
高温になると自然発火するものがあり
大量に染み込ませた布を一度に捨てない
高温になるところに放置しない
など、扱いには注意が必要だそうです
リノベーションを終えた我が家の無垢床に
オイルを塗る日を楽しみに待っている私ですが
塗りすぎないように気をつけようと思います
何ごとも、過ぎたるは及ばざるがごとし…でしょうか
私の持っている毒もほどほどだといいのですが…
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