昨日のブログで東京たてもの園で見た
タイルについて書きました
東京たてもの園のことを知ったのは
ネットフリックスで放映中の
イギリスのリアリティ番組
「MAIKING THE CUT」で
ファッションショーの会場として
使われたのを見た時でした
ファッションショーの前に
モデルがデザインされた服を着て
東京たてもの園の中で
撮影をしたのですが
現代の洋服を着こなしたモデルと
江戸後期~昭和前期の建物との
組み合わせが格好良かったです
東京たてもの園は
都立小金井公園の中にあるのですが
小金井公園は子どもの頃に行ったきりで
このような施設が出来ていたとは知りませんでした
平成5年に、江戸東京博物館の分館として
開設されたそうです
江戸時代前期から昭和中期までの
歴史的建造物が30もある上、
昭和の都電荒川線や
大正の上野消防署の火の見やぐらなど
屋外展示物も29あります
中でも
2.26事件の現場ともなった「高橋是清邸」
贅沢なしつらえの「三井八郎右衛門邸(三井財閥)」
大正時代でありながら全て洋室で
テラスの素敵な「田園調布の家」
吹き抜けの居間がある建築家の「前川國男邸」
は見ごたえがありました
「田園調布の家」と「前川國男邸」は
水回りだけ現代のものに交換して
住んでみたくなるような家でした
田園調布の家(大川邸) 大正14年
白いポーチで紅茶でも頂きたいです
ポーチ側を望む作り付けのソファー
このオーブンでどんな料理を作られていたのでしょうか
ドア一つとっても雰囲気が
床下に小人のおうちがありそう…
反対側 玄関のしつらえが又素敵です
大谷石でしょうか…?
玄関が通りからは見えないようになっています
このゆるやかな玄関のベンチ
これを我がマンションの玄関にもつけたかったのですが…
このスペースがどうしてもとれなかったのです
この1本の大きい柱が通った吹き抜けが本当に素敵でした
残念ながら階段を上ることは出来なかったです
この、踏板だけの圧迫感の無い、リビング内の階段
今でもよく見かけます
奥にキッチンを覗くカウンターが見えます
カウンターから食卓へ、料理を運ぶ姿が浮かびます
このドアが大きいのですが
濃い色の木材をたくさん使っている中で
白っぽい素材で出来ているので圧迫感が無かったです
使いやすそうな壁に埋まったクローゼット
現代のものと変わらないですね
三井邸の玄関です
奥はじゅうたん敷きになっています
板の間のまわりに模様が彫ってあったり
一つ一つ凝っていて贅沢な作りの家です
アールデコ調っぽい照明 大きいです
絵も美しいですが
襖の板目も綺麗に出ています
写真ではわかりにくいと思いますが
この扉には刺繍がほどこされていました
小上がり和室です
襖の取っ手も凝っています
シャンデリアも個人の邸宅にあるとは思えない豪華さ
天井も船底式のような丸みが2段になっている上に格子まで
廊下ですよこれ
でも、他の場所とも調和していて嫌味な感じもしなかったですね
この手摺の柱の頭のところをご覧ください
完璧な円に近い年輪が…
素人なので上手く解説出来ませんが、こだわりを感じます
圧倒的に不足していた日露戦争時の戦費の調達や恐慌時の財政回復策など
日本の財政を支え続けた高橋是清邸です
アメリカに留学し、14歳の時、騙されて奴隷として売られた経歴があります
私生児として生まれ、養子に出され、波乱万丈の経験をした後、
25歳で開成中学の校長に就任し基礎を作ったとも言われています
高橋是清邸は大きい家でしたが、三井邸のような贅沢さはなく
落ち着いた家で、高橋是清の人となりが想像できるような気がしました
この家は、2.26事件の現場になった家だそうです
2階 千と千尋の神隠しの下宿部屋のモデルになったそうです
小金井公園の緑が綺麗でした
すりガラスと言うのでしょうか…
質素な作りの窓でしたが雰囲気が良かったです
このようなすりガラスの引き戸、昭和の中頃までは良く見た気がしますが
最近は見ませんね
その頃は特別素敵だとも思わなかったのですが、今見るといいですね
デ・ラランデ邸 明治43年 平屋から3階建てに改築
カフェ「武蔵野茶房」が入っています
邸内やテラスでお茶を頂けます
カレーライスやハヤシライスもありました
イチゴのソフトクリームと特製紅茶
紅茶の氷も紅茶で出来ているので、溶けても味が薄くなりません
この他、瓶に入ったパフェやチーズケーキなどもありました
また、東側には商店を集めて
モデルにもなったそうで
子宝湯 足立区 昭和4年 猿蟹合戦です
歩くだけでも、タイムスリップしたような
気分になることが出来ました
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